アニメを見るようになってからテレビを見ていると、アニメ劇伴が結構BGMとして使われていることに気がつく。 今日は日テレのオリンピック番組で、選手紹介VTRのBGMにselectorとマジェプリの劇伴が使われていた。

全然詳しくない自分が知ってる範囲でも結構気付くので、実はテレビ番組では結構な割合で使われているのかもしれない。

この前のNHK「超絶 凄ワザ!」では、クライマックスシーンでガンダム鉄血のオルフェンズが流れて爆笑したことがある。 検索したら言及してた人がいた。どうやらUC→鉄血→カバネリというアニメ劇伴連続だったらしい。この回に限らず凄ワザではアニメ劇伴を多用しているようだ。

ピストンのリングをフッ素加工したモノして滑りをよくしたところの音楽がユニコーンから鉄血のオルフェンズの予告に変わった。そして完成した装置を披露するところの音楽が甲鉄城のカバネリという(笑)。 ―超絶 凄ワザ!主婦を救え 急速冷凍対決 中小企業がダイキンが挑戦する!: こんなことしてません?

単なる推測だけど、アニメ劇伴がBGMに使いやすい理由を考えてみた。

  • 有名ドラマの劇伴は色がついていて、それ自体が演出である場合を除き使いにくいのではないか
    • 逆に言えば、昔のドラマや比較的マイナーなドラマは結構使われてる気がする
    • 草彅剛主演の「恋におちたら僕の成功の秘密」の劇伴は今でもかなり聞くなあ
  • アニメでは有名なものでも相対的に言えば知られていないので使いやすい
  • 感覚値だけどアニメはドラマより音楽に感情を込める傾向がある(たぶん映像そのものに音がないから)。印象的な曲が多く、派手な曲からしんみりした曲まで揃っているのではないか
  • それならゲーム劇伴も使われそうだけど、ゲームはJASRAC信託されていないものが多いと聞いた気がする。それで使いにくいのではないか
  • JASRAC信託されていれば包括契約で使える

こんな感じで、「比較的知られていない上に様々な作風の曲が揃っており演出として使いやすく、しかもJASRAC信託されているものがほとんどなので包括契約で使える」ことがアニメ劇伴がよく使われる理由なんじゃないかなあと思った。